指導方法

外国語の指導方法については多くの理論がありますが、それぞれ長所、短所があります。最良の指導方法とは各理論のもつ長所を取り入れる事ですが、私たちはその中でも”楽しい”ということが最も重要だと考えています。どんなに素晴らしいし指導方法でも生徒が楽しんでいなければ、意味がありません。ここでは STEがレッスンの中で使っている指導方法を紹介し、また重要なポイントである“楽しさ”をどのように取り入れているかを紹介します。

Just Like Home.
母国語を覚えるのと同じように

STEが行っている指導方法の一つに“日本の子供たちが日本語を学ぶのと同じ方法で、英語も学ぶ”というものがあります。子どもたちは自分の気持ちを伝えるのにどういえばいいのかを覚えていく事で、日本語を学んでいきます。まず別の『言葉』で考えてから日本語に訳そうなんてしません。自分たちの気持ちを表現するのにぴったりの言葉や表現をまわりにいる大人たちのことを見たり聞いたりして学んでいきます。STEでも同様に日本語から英語へ訳さずに自分の気持ち、したいこと、ほしいもの等を表現できるように指導しています。子どもたちの豊な想像力や感性を使って教室内でも実際に日常生活で出てくるようなSituation(状況)を想定してレッスンを行っています。

What’s that?
それってなんのこと?

日本人向け英語教材の多くは、日本人が日本語でさえ意味の知らない言葉や表現を非常にたくさん使っています。たいていの場合その年齢ではこういった言葉や表現は聞いたことも経験したこともありません。
たとえば教材の中には”igloo”エスキモ−の氷雪塊の家)という言葉を使って“igloo”という文字を導入しているものもありますが、大半の日本の子どもたちは“igloo”が何なのか知りません。まず日本語で”igloo”とは何なのかを考えてから英語でそれを学ぶというのは少しばかげています。STEでは生徒たちがもうすでに日本語で知っている言葉でしかも最もよく使うものものに合うよう言葉や表現を選んでいます。このようにして生徒たちは興味のもてる会話をすることができるのです。そして堅苦しい授業というより友達と楽しくあって会話をすると思えるのです。

All work and no play–No way.
勉強ばかりで遊ばないのは絶対だめ!

子どもの年齢が何歳であっても共通して言えることが一つあります。それは子どもたちはゲームやアクティビティーが大好きだということです。楽しくエキサイティングなアクティビティーをするよりじっと座って先生が講義をするのがいいという生徒にいまだかつて会ったことはありません。STEでのクラスは生徒たちがいすから立ち上がって先生や生徒たち同士でお互いに触れ合う事を重点的に考えています。ゲームも全て1つ2つの単純な英語の表現に焦点を絞っているので生徒たちはすぐに習得する事ができ、実際にたのしいアクティビティーで使う事ができます。

Polly doesn’t need another cracker.
ポリーはクラッカーにはつられない

日本の英語のクラスではよく先生が単語や表現のリストを読んでそれを生徒が一緒にリピートしたり、また文やスキットそのものをリピートしたりすることもあります。こういったテクニックを聞けばオウムにしゃべり方を教える事を思い出される人も多いでしょう。しかし問題なのは、生徒が単に繰り返して言うだけなら本当に自分たちがいっている事を覚えたり理解したりしていないということなのです。STEでは実際に会話をする事で英語を学ぶという方法を大切にしています。生徒たちが言っていることの意味や気持ちにあった状況の中で英語を使う事でより一層意味を理解することができるのです。

Lights, camera, action!
ライト、カメラ、アクション!

現代社会では情報伝達媒体(メディア)はあらゆるところに存在します。テレビ、映画、ビデオゲームなどは私たちの興味をひきつける数あるメディアのうちの1つです。もし授業が活気がなく退屈だと思ってしまえば生徒たちは興味を失い先生の言っていることから注意をそらしてしまうでしょう。しかしSTEは違います。STEのクラスはとても楽しいのです。STEの先生はみんなとてもエネルギッシュで、生徒たちの興味をしっかりつかむことができます。クラスが終わる時には子どもたちは笑顔を浮かべているだけではなく、その日に学んだ事をしっかり頭に焼き付けて家へと帰っていきます。